ストロボは必要?

毎年のように各メーカーから最新のデジタルカメラが発売されています。

ここ数年ですと目玉の機能としてはスマホと連携できるBluetooth機能の実装だったり4Kなど動画機能の充実が注目されていますが、写真機の本質として過去の機種と最新のもので何が一番違うかと言えば「高感度」性能でしょう。

これにより、夜や室内でもスマートフォンでは撮れない綺麗な写真が撮れます。

ニコンの最新機種D850では常用ISO感度が25600に達し、もはや暗闇が怖くなくなってきた時代になりました。


カメラがフィルムからデジタルに置き換わり、写真の表現も徐々に変化していきました。

フイルム時代は様々な場面でストロボが必須アイテムでしたが、今では自然光でのナチュラルな写真が好まれる傾向にあります。

これもデジタルならではの高い高感度性能のおかげと言えます。


ではプロの世界でもストロボが不要かというと、そうではありません。


プロのカメラマン…と一口に言っても様々ですが、ほとんどの場合プロに求められるのは最高の芸術的な一枚ではなく、一定以上のクオリティを保った100枚の写真です。

進化したとは言え綺麗な写真を求めるなら暗い場所でも高感度の使用は控えたいところ。

(高ISOをどこまで許容するかはプロでも人それぞれでしょうが、一般的には1600、3200あたりを限度と考えている人が多いです。)

そのため、プロとして様々な環境で失敗なく人物を写すにはストロボが必要ですし、光の当て方の知識も必要になってきます。

人物写真の上達を求めるなら、今も昔もストロボは必須アイテムと言えます。

カメラのボディやレンズは中古でも良いので、ストロボは新品を買うようにしましょう。