最初のカメラ

今回は、前回の内容からもう少し踏み込み、カメラ機材の購入のお話。

将来はプロカメラマンに…と思っている方も、まずはとにかくカメラを触ってみたい!と思っている方も、初めてのカメラ購入はかなり悩みます。

様々なメーカーが様々なカメラを発売しており、いったい全体何を選べばいいのか、何がどう違うのか分からない、といった方も多いかと思います。


多くの人が初めてのカメラ購入で一番最初に検討する種類として、前回ご紹介したカメラの種類に含まれていない「コンパクトデジタルカメラ」が挙げられると思います。

通称「コンデジ」と略され、その名の通りコンパクトなサイズでレンズ交換ができないデジカメを指しますが、一言で言ってしまうとこの類のカメラは写真の勉強には全く不向きです。

何を隠そう筆者も初めて買ったデジカメは某有名メーカーのコンデジでした。

このコンデジは「一眼レフのような操作性が可能」という事をウリにしていたカメラで、筆者もこのカメラとカメラ教本を手に写真の勉強を始めました。

一眼レフで撮影する写真というのは「絞り」と「シャッタースピード」の二つの要素で表現が決まります。

絞りを開放すると背景が大きくぼけ全体的にフワッとした写りになり、一眼レフ特有の立体感ある写真になります。

逆に、絞りを絞ると背景までカッチリと写った写真になります。

コンデジでも一眼レフでもこの構造は変わらないのですが、コンデジの小さなイメージセンサーでは絞りを操作しても

「なにか変わった?」

と分からないくらい変化が小さいのです。


おかげで筆者は、カメラ教本を読みながらコンデジを触れば触るほど理解が遠のいていったという経験があります。

カメラや写真を学ぶためには、最初からセンサーサイズの大きい一眼レフを購入するのがオススメです。